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自己責任って、なぜ?!

「自己責任」という言葉は、
その状況に対して全てを本人が承知している場合を言うのでしょう。

または、完全に管理ができている場合を言うのではないでしょうか。

つまり、わかってやっている場合というか。

タバコを吸うことを「自己責任」という言い方に時々出会いますが、
タバコはけして自己責任と言えるものではないと思うのです。

なぜなら、本人が全ての状況を完全にコントロールしているわけではないからです。
 
本人の意志で、いつでもやめられるというなら、
それは自己責任かもしれませんが、
タバコは本人の意志で簡単にやめられるというものではありません。 

いったん始めたら、そう簡単にはやめられないものです。
ですから、到底「自己責任』という言葉は当てはまらないと思うのです。

で、それだけを言うためなら、あらためてここで記事に書いたりはしません。
さらに、一歩踏み込んだ思いがあるのです。


「タバコは自己責任」という言葉には、ある種の怒りを感じると共に、
そこには何か「企み」さえ感じるという話なのです。

「自己責任」という言葉(言い方)を認めたとたんに、
責任を逃れることができる存在があります。

つまりそれは、タバコを提供している側です。

「本人の責任」という言い方の裏には、
当然、「他人には責任がないよ!」という意味あいが含まれます。

つまり、タバコを製造販売し、
タバコがそう簡単にはやめられない状態にしておいて、

さらに、日本中のコンビニやスーパーに大きなショーケースや自販機をくまなく配置して、
いつでも買える状態にしておいて、
タバコによるテロ-2
「吸うのは自己責任だから、売ってる側には責任はない」と言っているように聞こえるのです。

僕も昔はそう思ってました。
そういうおとなしい日本人の部類でした。

でも、よくよく考えてみると、
どうもそこには「まやかし」のにおいがするのです。

国民の健康を本気で願い、
世界中で高まっているタバコに対する認識を十分に知っていて、
一日でも早くタバコを社会からなくそうと思えば、
簡単ではないにしろ、実現は可能なのです。

それは、政府の仕事であり、企業の社会的責任であり、社会全体の責任であるはずなのです。

しかし、いつでもなぜか、
「そう本気でムキになって取り組まなくても!」という雰囲気になってしまいます。

さらには、
「自己責任で、好きで吸っている者達の権利も守ってあげようではないか」、
などと言う人までいます。

でもそれは、一見”寛容な社会”のように見える言い方・考え方ですが、
実は、問題の本質をすり替えて見えにくくしてしまいます。

何を言いたいのか、わかってくれますか?

つまり、「タバコは自己責任」という言葉には、
タバコの存在に込められた利害や責任をごまかす効果があると思うのです。

だって、もともとタバコの本当の責任の所在は、はっきりしているはずなのですから、、、。



もしも、
どこへ行ってもあまり売っていない。
自販機もあまり見つからない。
社会全体で禁煙を奨励している。
禁煙パッチや禁煙ガムが、ものすごい安価でバンバン売られている。
 
さらに、
禁煙相談に医療費がかからないし、どこでもすぐに相談にのってくれる。
町中に禁煙やタバコの害に抗議するポスターが貼られている。
気軽に吸える場所がほとんどない。 
そうなった時に、それでも「自己責任」と言い張ってタバコを吸い続ける人が
どれほど残るでしょうか?

いいえ、ほとんど残らないはずなのです。
MP900414034.jpg
じゃあ、何故、すぐにでもそうならないのでしょうか?
そこが、今日言いたいことなのです。




さて、ここからが、いよいよ本題です。(じゃあ、今までのは、なんだよ!( ̄(エ) ̄;) )

簡単に言えば、タバコが売られ続けることによる利益、
それが、社会が健康になることよりも優先されている事が
問題の本質なのではないでしょうか。

タバコが売られ続けることによって生じる利益とはなんでしょう?

直接的には「税金」。
そして、「タバコ産業の存続」、
さらに、「作付農家の生活の問題」などです。

それで、タバコに関するそうしたデータをちょっと調べてみました。
かなりザックリとした計算で申し訳ありません。

国へのタバコ税が約一兆円。
地方タバコ税が約一兆円。
合わせて、毎年約二兆円あまりの税収があります。(国家予算約80兆の2.5%

そして、
タバコ産業関連の就労人口ですが、 
JT関連の社員は、約5万人弱
 
全国たばこ販売協同組合連合会の組合員数 約15万人

タバコを栽培している農家は、
タバコ耕作者の組合の組合数が 21組合  組合員数 約12000人

葉タバコの栽培地
耕作面積は、15,931ha(2009年4月1日現在) 

(※農家の平均的収入などについては、よくわかりませんでした。)

それらを合わせると、概算でだいたい20~30万人といったところでしょうか。

そのほかに、族議員などもいらっしゃるみたいです。 ┐( ̄Э ̄;)┌

この状況が、国民の0.2%に当たる喫煙人口(約2600万人)の健康と、天秤にかけられているようです。

引用:
 全死因のうち喫煙によるものと割り当てられる部分は男性で27.8%、女性で6.8%と推計されました。
 全てのがんのうち喫煙によるものと割り当てられる部分は男性で38.6%、女性で5.2%と推計されました。
 この推計によれば、2005年の時点で喫煙による死亡は男性163,000件、女性33,000件
 WHOなどの最近の試算によると、日本でたばこが原因とされる死亡数は、2000(平成12)年には114,200人 (男性90,000人、女性24,200人)に達しています。(厚生労働省 ”最新タバコ情報”より)
 


 
でも、数字をいくら挙げても、あまり意味はないのかもしれません。
要するに”理念”の問題です。

金額の問題ではないのですよね。
「国民の健康をどうするつもりなのか?」という事だと思います。
国会議事堂

国民の健康が天秤にかけられていること自体も問題ですが、
何をどうすべきなのかについてはもうわかりきっているはずなのに、
それがなぜかすぐにすっきりと結論がでないことの方が問題だと思うのです。

でもそこに、「自己責任」という言葉が入ってくると、
さらに問題の本質があいまいになり、ぼやけて、ややっこしいことになってきます。

「売っている者も悪いが、吸っている者も悪いのだ。」と、、、。

でも、本当に「吸っている者も悪い」のでしょうか?
タバコは、本当に「自己責任」なのでしょうか?

僕は、問題は逆だと思うのです。

実際には、
「国民は、いつまでもズルズルとタバコを吸わせ続けてられている」と、
どうしてもそう思えてしかたないのです。

違うでしょうか、こんな考え? (`(エ)´)ノノ


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